セラピスト(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)は、5年前は3〜4人体制だったが、今では50人体制だ。病院の収入も順調に増加しているが、一方でDPC病院の受け皿となってから、現場では混乱が生じているという。「DPC病院からの『追い出し』が激しくなり、合併症のある患者が転院させられるため、リハビリどころではない」同病院の言語聴覚士は憤る。DPC病院から、糖尿病患者、39度近くの熱がある患者、肺炎を起こしている患者が、次々とリハビリ病棟や障害者病棟に転院させられてくるというのだ。経営転換を始めた07年と比べ、転院による入院相談の件数は増え、1週間に10〜20人に上るが、「状態が不安定なのに患者の情報もないまま送られてくるため、普段は温厚な医師が、電話で先方の病院に強く抗議するくらいだ」(言語聴覚士)と言う。DPCでは病名で治療法が決まり、在院日数も短いほど点数が高いため、病院側から見ればDPCのなかで処置ができない他の病気にタッチすれば利益が薄くなる。そのため、「ある病院から転院した患者の情報には身長と体重が抜けていた。見れば明らかに肥満で糖尿病の疑いのある患者でも、基礎疾患を調べずに送ってくる」(看護師長)というのだ。
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